悠々閑々

カードレビュー その392 影竜帝『ガエターノ』

今日は

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このカード。

 

AuSで敵軍全体に防御無視で20点、その後自身のAGI=4。

全体攻撃が強力なのは言わずもがな。精霊や使者、その他低耐久を落としつつ生き残りに攻撃することが出来るので、中型・大型に対して攻撃が当たる可能性も高められます。

AGI=4に関しては、CSとの兼ね合いでAGIが下がった状態を維持できてしまうと通常攻撃ではほぼ倒せなくなるので、強くなりすぎないように調整した感がありますね。

デメリットにもなりますが、自身でAGIを下げれば生き残って低AGIで攻撃→次のターンにはAGI4で先制攻撃といったこともできるので、メリットにもなりえます。水の精霊と併用すればAGI-1なのでごく一部以外の通常攻撃では落ちなくなりますしね。

 

ASで射程内ランダム2体に黒属性値×5のダメージ。ダメージは30~45点になりますね。

黒属性値6でもAuSと合わせてHP50DF0までは倒せるので、倒せる範囲のユニットはかなり多いですね。余裕があれば属性値を8まで上げてマローダーなどHP60も圏内に入ります。

DFでダメージを軽減されるので高DFは苦手ですが、殲滅力はかなり高いですね。

 

CSで自身が未アクションならばHP全回復。

自身より早くアクション終了系のASなども持っていないユニットに対してはほぼ無敵と言っても過言ではない強力なCSです。

本体の殲滅力が高いので場合によっては早い相手の攻撃を耐えつつ遅い相手は先制攻撃で殲滅、という動きも可能ですね。

逆に言えば早くてもアクション終了持ちのヴァイオレット×2や支援型には弱く、殲滅しきない高耐久相手も辛いものがあります。本体のHPは低いので攻撃が利くなら簡単に落ちてしまいます。

 

ガエターノのCS対策としては、特に青のヘザーや赤の大魔獣『アティラ』が露骨な性能をしていますね。アティラに関しては前衛を置いて囮にすればAuS+通常攻撃で倒せたりしますが、ヘザーに関してはOSやStSでピンポイントでアクション終了してくるためどうしようもないですね。恐怖やリリエラで落とすのも限界があります。

そのほかにも神気デッキならば神気10以上の神罰の槌でアクション終了+50点以上のダメージで即死、魔人の手で最大HPが0になっても即死、呪縛・石化・アカネなどのアクション終了OSにも弱いですね。

 

ガチガチに対策された場合はかなりキツいですが、CSによる耐久力と高い殲滅力があるので、黒大型の中でも相当強力なユニットです。

黒大型の竜族で全体攻撃持ちというと旧作の邪霊竜を彷彿とさせますが、こちらは墓地送りが無い分癖が少なく使いやすい感じですかね。